図書館にオンライン予約サービスがある。
そこで検索して予約して、というのがここしばらくの本に関する個人的水路の1つになっている。
(他の大きな2つはアマゾンとメルカリ。理想を言うと読書会的なクローズドなサークルがあるとええなと思うけど、とりあえずは足りる。)
さて、この本はその検索で知った。
宮台氏の現実との向き合い方には、いつもおおきな刺激を受ける。
2012年、震災の翌年のこの本。
震災のことも書いているが、震災はそれよりも前に社会の底が抜けていたのを明らかにしたのだという。
あのころは絆という言葉が変に響いていたが、しかしそれは言葉の使われ方が変だっただけで、仲間を大事にする心はやはり大事なものだ。
この本を読んで再びそう思う。
そうやって言葉へ息を通す仕方が、この人の本を読むと見える気がする。
タイトルは変だが、とてもいい本だ。