卒業確定

祝祝祝祝祝!f:id:aki_asap:20230930154748j:image

ヤッタネ!おおきに!

 

長い道を色々と寄り道もしながらもどうにかこうにか歩ききってゴール!

始まるまではもう少し楽ちん(失礼)と思っていたし、自分でカリキュラムを作るのは大変だから一通り眺めて自分でやろうとかって思っていたが、期待をはるかに超えて実りの多い道だった。

大工から設計に移り、入学して、舞鶴に引っ越しをして施工に移り、そうして今度卒業だ。

毎日学び、見える風景は日々変化したが、特に卒業設計は非常に大きな変化を得た。O先生の辛抱強い、また様々な方面への示唆に富むご指導に深く感謝するところだ。

他に3つ挙げると、

・インテリアデザインではインパクトを見せることを学び、

構造力学では力の流れと物理入門的な数式の扱いを学び、

・設計実習4では深みと処理の闘いに深みが勝って辛抱を学んだ。

 

また測量や演習でのH先生との哲学的議論は思想の語彙を建築へと接続してくれた。先生はその時からすでに事務所を畳んでいたがそれからしばらくして亡くなった。ご冥福をお祈りする。

それからも数々のレポートと向き合う時間に自分の裡の言葉を建築へとつないでその世界を広げた。レポートはもちろんその方向だけではなくて、自分の裡に建築言語を招き入れる作業でもあった。

ルネサンスアーカイブでの発見からその運動を始めたことは『素手の技術・素足の技術』パンフレット草稿としてしばらく前にまとめたが、その大元のラテン世界をと建築論やいくつかのレポートで取り上げるうちに、ここはしっかり見る必要があると思って、ラテンは今後棚卸しを待つ取り組みのひとつとなった。(さらにその大元のギリシアも概観したいところではあるが、それを言い出すと中国、ペルシア等と放散しそうでキリがないために、今回はとりあえず括弧にいれた。それにしてもギリシア建築に内部空間がないなんて隈氏は言っていたのはどういう…いや括弧に入れておこう。)

世界を拓く大きなハブのような言葉がときどきあるが、そのいくつかを挙げると、

・力の流れ

・スケール

インパク

・コンセプト

・構築、意志、表現

等々。

 

他には行ったり来たりとか優先順位とかも(笑

これらについては文脈とともに記録しとく必要があって、そういうのはまた別のところに書こうと思っている。

 

さて、今回の3年の取り組みはこうしてひとつの達成を得た。

今後の話もいくつかある。

その前にまずは具体的な話に加えて、プロジェクトの進め方、いいコンセプトとは、みたいなメタ的な話を整理し、記録し、それを糧として今後も引き続き取り組みを続けていこう。

真弓氏の支えに深く感謝する。